お部屋探しのお客様からのよく聞かれる質問
私は、不動産業も営んでいます。
賃貸のお客様から、
聞かれる質問があります。
いろいろな質問の中でも
上位にくるのがこちらです。
「現住居の退去っていつ伝えたらいいですか?」
基本的な答えは、
「審査承認後です。」です。
理由は明確です。
審査承認がされなければ、
引越しはできませんので、
不確定要素が確定してからの方が
良いですよ、というものです。
ただ、これだと
かなりお家賃が重複してしまうんですよね。
東京都の場合
空室(室内清掃済み)のお部屋にお申込をいただくと、
ご入居はお申込日の10日〜2週間後になります。
重複する家賃は退去予告(解約予告)の期間により異なります。
審査承認後に退去を伝えると、
約3週間家賃が重複します。
【ケース】今住んでいる家の賃料10万円
重複する家賃は7.5万円です。
退去予告(解約予告):1カ月の場合の対処法
初期費用のお支払いに余裕があれば、
重複は受け入れたほうがメリットが大きいかもしれません。
想定内にして、初期費用に加算して考えていただいた方が良いです。
重複家賃は、もったいないですが、
数万円の差のために条件を妥協をしてしまう方がもったいない
と考えるからです。
重複期間がないことを条件にお部屋探しをしてしまうと、
結果、満足のいかないお部屋探しになってしまうかもしれません。
入居を待ってくれるお部屋があったとしても、
あまり条件のいいお部屋ではないかもしれません。
それで、またすぐお引越しするのであれば、それこそ引越し貧乏になってしまいます。
7.5万円の重複家賃は、
4年間で考えると
月々1,563円の支出です。
必要経費としてお考えていただいた方が、
より満足の高いお部屋に出会える可能性があります。
退去予告(解約予告):2カ月の場合の対処法
次に退去予告(解約予告)2ヶ月の場合です。
これが難しいんです。
お金にかなりの余裕があるのであれば、
1ヶ月と3週間の重複でもいいかと思います。
ですが、重複家賃17.5万円は、
さすがにもったいないですよね。
【おすすめ】
退去予告(解約予告)を出してから、部屋を探すです。
腹をくくってお部屋探しに挑んでください。
ただ、保険はかけておきたいものです。
解約予告前に、
(貸主さんに万が一、次の部屋が決まらない場合に)
1週間ぐらい退去を延ばせるか
どうかを確認しておいた方がいいです。
この保険があれば、少し気が楽になります。
最悪、1週間あれば申込から引越しまでギリギリ完了可能です。
保険がかけられない場合、それはそれで受け入れましょう。
目標は、1ヶ月後の申込、
重複3週間に抑えられるとベストですね。
重複期間がある場合のメリット
重複期間がある場合
- 家具のレイアウトを考えたり
- お引越しの準備
も余裕をもってできます。
重複期間は、
一概に悪いものではありませんので、
現状(解約予告期間と初期費用)を
ふまえつつ、
大きな買い物でもあるお部屋探しを
ぜひ楽しんで下さい。