オフィス複合機をブラザー(Brother)のMFC-J6980CDW【A3カラーインクジェット】に買い換えました。
結論:ブラザー(Brother)MFC-J6980CDW【A3カラーインクジェット】を購入して良かったです。
ブラザー(Brother)の複合機MFC-J6980CDW【A3カラーインクジェット】を購入して3カ月が経ったので、
使い勝手含めて経緯をまとめておきたいと思います。
初期設定は少し戸惑いましたが、結論は、購入して良かったです。
プロローグ
新しい複合機を探すことにしました。
富士ゼロックス(Fuji Xerox)の複合機が保守サービス終了するということで
次の複合機を探すことにしました。
探し始めてから迷子にならないように、まずは、
- 現在の複合機の契約で気になるポイント
- 次回購入時の複合機で必ず欲しい機能
をピックアップしておくことにしました。
家庭用プリンターをCanonTS8230【A4カラーインクジェットプリンター】に買い換えました。
給紙トレーが前面にあるデザインと、5色インクが購入ポイントでした。
現在の複合機の気になるポイント
次の複合機の購入にあたり、せっかくなので気になるポイントをピックアップしました。
月々の利用料金(機種代金含む)が高い
毎月の利用料金【トナー費用(インク代)を含む】は
月々約17,000円でした。
ここ数年はデーター共有機能が発達し、
僕の会社では印刷枚数が減少したため、高く感じていました。
このタイミングで、再度本体を買い換える(おそらく数百万円)となると、
ちょっと費用対効果が合わないと判断しました。
余談になりますが、富士ゼロックス(Fuji Xerox)複合機は、
- 機能良し(印刷やスキャンスピード/発色等)
- 保守サービスも丁寧かつスピーディ
とても良いプリンターだと思います。
ただ、僕の会社(10人以下)規模ですと、
ここまでの機能はいらないかな、というのが正直なところです。
複合機で必ずほしい機能
次に欲しい機能をピックアップしました。
コピーはA4とA3が印刷・スキャンできるもの
- FP(ファイナンシャルプランナー)業務:A3の資料(長期のライフプランニング等)を作成することが多いので、
A3印刷はかかせません。 - 不動産業務:契約書類やローン関係書類(※)の保管にスキャンを利用することが多いので、A3サイズまで対応しているスキャンも必須です。※A3サイズ、B4サイズが主流です。
FAXはクラウドで確認できるもの
不動産業界は、様々な業務がデジタル化に移行されるフェーズにあるものの、まだまだアナログな業界です。
賃貸物件の申込や、売買物件の買付証明書等をオーナーさんとやりとりする際は、
FAXが主流です。
ただ、僕は、仕事で地方出張していたり、外出していることが多く、オフィスにいる時間は多くありません。
そのため、FAXの受領確認や送付を行うことは、外出先から行えることは、必須の機能です。
※今では当たり前の機能かもしれませんが、10年前の富士ゼロックス(Fuji Xerox)にはない機能でした。
FAXのクラウド受信の良い点について
不動産会社は、ダイレクトファックス(DM等)が各方面から、毎日10~30枚近く受信します。
また、こちらが取り寄せる図面や申込書も含めると、一日100枚近くになることも多いです。
この省エネ時代に、すべて紙で出力されるのは、資源の無駄なので、必要なFAXだけを紙に出力出来る機能は必須です。
<クラウド受信の良い点>
- 必要なものだけを紙に出力できる
- 不要なFAXは、クラウド上で確認し、削除できる
月々コストは1万円以下に
富士ゼロックス(Fuji Xerox)の月々支払額(保守料+インク代) が約17,000円だったので、できれば半分近くの1万円以下には抑えたいなと考えました。
本体費用もできるだけ安く
自宅のプリンターが約2万円程度だったので、業務用ということもあり、本体代金は5万円くらいを目安に考えました。
希望条件をふまえて、インターネットで下調べ
希望の機能がはっきりしましたので、インターネットで下調べをすると、
さらに条件がしぼれてきました。
本体はインクジェットプリンター
本体費用・インク代を考え、レーザープリンターではなく、インクジェットプリンターに絞りました。
メーカーはキャノン(Canon)かブラザー(Brother)
A3複合機を取り扱っているのは、キャノン(Canon)かブラザー(Brother)の2社が主流のようです。
更に、口コミを見ながら絞りました。
ブラザー(Brother)MFC-J6980CDWの口コミについて
複合機やプリンターは、アマゾンや価格コム等で確認した際に、辛辣なレビューが多い気がします。
ブラザー(Brother)も利用前にいくつか懸念がありました。
- 初期不良が多い
- 口コミによると用紙がずれて印刷がずれる
- そもそもビジネス用でインクジェットでも大丈夫なのだろうか
- インクの消耗が激しい
口コミと、購入目的を総合的に判断して、少しリスクはあるかなと思いつつも、
ブラザー(Brother)のMFC-J6980CDW(購入価格約4万円)を購入しました。
ブラザー(Brother)MFC-J6980CDWの初期設定
同封の冊子に情報が少なく、初期設定は手こずりました。
せっかくなのでおススメ設定をまとめておきます。
本体の初期設定
段ボールを開封し、本体の初期設定を行います。
①用紙トレイに紙をセット
②電話回線を接続
③電源を入れます
④本体の待機画面から日時設定を行います。
⑤インクカートリッジを本体に取り付けて初期設定は完了です。
パソコンにプリンタードライバをインストール
パソコンにブラザーの設定(プリンタードライバー)インストールします。
無線LANの設定
無線LAN設定は、本体の待受画面に表示されているWIFIという表示ボタンを押します。
その後、SSID(ネットワーク名)とネットワークキー(セキュリティキー/暗号化キー)を入力し、設定完了です。
クラウド接続設定(SCAN to クラウド)
まずは、機能のご説明からします。
<SCAN to クラウド>
複合機でスキャンした画像やファイルを、クラウドサービス(※1)にアップロードできます。
連携したいクラウドサービスのアカウントを作成する
GoogleドライブやDropbox、OneDrive等のクラウドサービスのアカウントを作成します。
ブラザーウェブコネクトにクラウドの利用申請を行います。
ブラザーウェブコネクトにアクセスし、利用申請を行います。

仮登録IDが取得できます。
本体にクラウド機能を利用するためアカウントを登録する
本体の待機画面から「クラウド」ボタンを押し、「アカウントの登録」を押します。
仮登録IDの入力を求められますので、先ほど取得した仮登録ID入力します。
次に、PINコードの設定を行います。
※PINコードを設定しない場合は、仮ID登録後の画面で「いいえ」を選択下さい。
写真や原稿をスキャンしクラウドにアップロード
いよいよスキャンを行い、クラウドにアップロードします。
①本体に原稿をセットします。
②本体の待機画面の「クラウド」を選択します。
※スキャン→クラウドを選択しても大丈夫です。
③アップロード先のクラウドサービスを選択します。
④アカウント名を選択し、PINコードを入力します。
⑤「スキャンしてアップロード」を押します。
⑥アップロードされたファイルはクラウドサービス先に「From_BrotherDevice」というフォルダーが作成され、保存されます。
クラウド接続設定(FAXクラウド転送)
クラウドサービスに受信したFAXを転送できます。
①ブラザーMFC-J6980CDW本体の待機画面の「お役立ちツール」を選択します。
②「ファックスクラウド転送」を選択しオンにします。
③アカウントを選択します。
④受信したFAXは「From_BrotherFAX」というフォルダーが作成され、保存されます。
外出先でスマホからクラウドサービスにアクセスし、確認が可能です。
その他の機能や使い方は下記ユーザーズガイドを参照下さい。
参照URL:ユーザーズガイド
ブラザー(Brother)MFC-J6980CDWのレビュー
使い始めて約3ヶ月が経ったので、検証していきたいと思います。
初期不良はありませんでした。
ラッキーだったのか当然なのかはわかりませんが、何もなく安心しました。
どちらかというと、初期不良があった場合のための
最初のダンボールと発泡スチロールを保管しておくことが大変でした。
複合機の音とスピードについて
コピー機能を利用した際の、複合機の出力スピードと音を録画しました。
スキャン機能を利用した際の、複合機のアップロードスピードと原稿
読み取り音を録画しました。</h5>
用紙ずれ
多少のずれはあります。
というのも用紙を補給するトレーの用紙止めがかなりアバウトです。
そのためずれるよね、といった感じです。
富士ゼロックスとの比較になりますが、
富士ゼロックスの場合:
A4につまみを合わせるとA4用紙を配置することが大変なぐらい正確なサイズでした。

ブラザー(Brother)の場合:
紙とつまみの間にかなり余裕(約7ミリくらい)があります。
とはいえ、斜めにならないように丁寧に置けば、
大きくズレることはありません。

今さら不安なインクジェット
インクジェットの不安は、色の出方と定着でした。
どちらも大丈夫でした。
とはいえ、ローラーのあとがうっすらと、紙につくので、
デザイン系の職種や、神経質な方は、注意が必要かもしれません。
僕の印刷利用シーンといえば、
ライフプラン資料、不動産運用シミュレーション、ローン返済表や繰り上げ返済等のご提案書や物件のチラシ等の資料出力がメインです。
高度なデザイン要素や印刷精度を求められることはないので、
特に気になることはありませんでした。
インクの持ち具合
僕の会社の印刷枚数は、1カ月約400~500枚程度です。
スターターインクカードリッジは2ヶ月半で黒だけ交換しました。
※マゼンタも交換時期が近いかと思います。
一般的には、少し早く感じるかと思います。

インクカードリッジ4色セット【純正】が
約4,000円程度ですので、
3カ月で全色交換した場合:
約1,700円/1カ月平均
2カ月で全色交換した場合:
約2,500円/1カ月平均
めでたく月々ランニングコスト1万円以下もクリアしました。
クラウドFAX
その他、使って良かった機能はクラウドFAXです。
今では当たり前の機能かもしれませんが、10年前のゼロックスにはありませんでした。
FAXはGoogleドライブの社内共有フォルダに入るように設定をしました。
外出先からでもか簡単に確認ができるようになり、大満足です。
まとめ
10人以下のオフィスであれば、
ブラザー(Brother)の複合機でコスト・機能ともに十分でした。
結論は、早く変えておけば良かったな、です。
ご覧頂きありがとうございました。